未来へ投射する「シェア」の思想と、人による"選択の痕跡"
#80 Traces of Choice (20260413〜20260426)
Traces of Choice は、JTCのIT部門で働く音楽愛好家が、ジャンルを横断して、日々気になった / 面白かった情報をキュレーションしてお届けするニュースレターです。
1.Tech
責任逃れの道具としてのアルゴリズム、そしてAI - YAMDAS現更新履歴
紹介されているアルゴリズムではないが面白かった。テック企業が言う”アルゴリズム”というものが如何に恣意的か、という話
アルゴリズムないしAIの行き着く先は、早晩こういう話になりそうだしなぁ
大企業が情報格差を利用して消費者を限界ギリギリまで搾取する「監視型価格設定」とは?何が問題なのか? - GIGAZINE
“重要なのは、監視型価格設定の目的はパーソナライゼーションではなく、最大限の搾取にあるということです」と述べています。つまり、監視型価格設定はユーザーの満足度を高めるためのサービスではなく、あくまで企業の利益を最大化するための搾取”
これに関しては同意しかない。やめるつもりは一切ないし、ここにまだ可能性を見出したいと思っている。
“自分が面白いと思ったウェブページをシェアするという極めて単純で原始的な楽しみを遠慮するつもりはない。いくら X から最下層扱いされようが、リンク付き投稿を止めるつもりはない”
面白い話。LLMは母国語を除いて、リコメンドする情報としては日本がトップに立つらしい。LLMは西洋中心的な作りをしていると思うのだが、なぜだろうか。(論文にそこまで書いてあるのかは読み取れなかった)
Saying Goodbye to Agile(“アジャイルに別れを告げる”)
アジャイルは「包括的なドキュメントよりも動作するソフトウェア」を重視すると言ってきたが、AI時代に入って、仕様駆動開発は「包括的なドキュメントが動作するソフトウェアを生み出す」という流れが強まっている。 すでに過去に指摘されていたことだが、この流れによって、アジャイルとは違った概念が生まれてくるかもしれない。
Anthropic、「Opus 4.7」ベースのAIデザインツール「Claude Design」発表 Canvaとの連携も可能
デザインは本当にわからないので、これは気になる
“テキストの指示や画像、文書ファイルなどを読み込ませるだけで、初期デザインやプロトタイプ、プレゼン資料などを自動生成できる。デザインの専門知識を持たないプロダクトマネージャーやマーケターから、効率的に複数のアイデアを模索したいプロのデザイナーまで、幅広いビジネス層の利用を想定している”
エンジニアの世界で起きていることが、デザイナーの世界にも進出した、という感じな気がする
”デザイナーの仕事は今回の機能やツールの方向性を見るに、生成の入口を整える側に確実に寄っていきます。また、ノンデザイナーが生成の速さを手にするほど、出力品質を支える条件はAIに渡せるデザインシステムの整備度に寄るでしょう”
The Internet is Real Life(”インターネットは現実世界だ”)
インターネットは現実と切り離されたレイヤーではなく、あらゆる分野で現実そのものになった、という話はまぁわかるのだが、 マスメディアをあえて対比させる展開は、違和感があり、そういう話なんだっけ?となった
内容自体はこの記事を思い出す:【対談】tofubeats × lilbesh ramko | 暮らし VS. インターネット - FNMNL (フェノメナル)
トーフがa16zと似たようなこと言ってるな
“『FANTASY CLUB』の頃って、インターネットを「やる/やらない」を選べる最後の限界だった気がしてて。今はもう全員が使わないといけない状態で、ほぼ現実と一致してる。こうなったら善悪もなにもないじゃないですか。「世界」みたいなのと一緒なんで”
ラムコのこういう話の方が興味があるし、必要な気がする
“僕が小中学生の頃って「現実からインターネットに逃げてる」感覚があったんですけど、最近だと逆に「インターネットからリアルに逃げてる」んですよ。現実世界が窮屈だったから逃げていたのに、インターネットの方が窮屈になっちゃった”
本当にインターネットは現実世界を写せているのだろうか。そこにあるのは、ごく一部分を切り取った「現実世界」でしかなく、何かを見誤っているのではないか、と素朴に考えたい。この記事自体はメディア文脈の話がしたいようだからそう捉えるのもまぁありなのかもしれないが、この主語だとさすがにミスリードを起こしている気もする。
I’m Coding by Hand(”私は手作業でコーディングしています”)
興味深い話
”コーディング合宿のためにブルックリンに引っ越すことにした。 私がアメリカに戻ってきたのには、個人的な理由がいくつかありました。しかし、すぐに仕事に復帰するのではなく、AIをほとんど使わずにコーディングに集中する時間を少し取りたいと思いました。まさに多くの優秀なプログラマーが、プログラミングは解決済みの問題だと言っている時期にです”
”Recurse Center (RC)は、ブルックリンにある、自主的なフルタイムのプログラミング合宿です。応募とコーディング面接の後、参加者はプログラミングしたいアイデアを持って参加し、6週間または12週間かけてプログラミングを行います。RCの特長の一つは、共同作業であることです。数十年の経験を持つベテランを含む、多様な専門知識を持つプログラマーのグループと一緒に参加します。そしてもう一つの特長は、参加費が無料であること”
ブートキャンプ的に合宿をして、強制的にAIを封印するとか、何らかの縛りを設けて、複数人で集中して課題に取り組む場 というのは、スキル獲得の意味でも、社会関係の構築という意味でも、今後流行ると思う
コーチェラ、AIインフルエンサーのSNS投稿が急増 数万ドル稼ぐケースも | ニュース | IT×メディアの最前線を届ける | MEDIAMIXI
元記事:Co-AI-chella! AI influencers cash in on the California music festival - as experts predict the staggering amount the people behind them could be making | Daily Mail Online (”AIが共演!AIインフルエンサーがカリフォルニアの音楽フェスティバルで大儲け――専門家は、その背後にいる人々が莫大な利益を上げている可能性を予測している” )
稼ごうとするAIインフルエンサーとそこにお金を払う人がいることまではまだ理解したいと思うが、ブランドまでこっち来ちゃうのはもう何が何だか、、、
”「AIインフルエンサーはますます大きな文化的イベントに積極的に参加することで、視聴者の間での認知度を高め、カレンダー上で最もクールな瞬間と自分たちを結びつけることができる。 「これは賢い戦術であり、従来はこうしたイベントに参加してコンテンツを撮影するために、本物のインフルエンサーに莫大な費用を支払っていたブランドの間で、ますます注目を集めている。」 「今やブランドはAIインフルエンサーとコラボレーションし、彼らのフォロワーにアクセスし、実際に会場に足を運ぶことなくイベントに『登場』することができる。」 ”
AIに「予算10万ドル」を渡してブティックを運営させてみた。オープン初日、誰も人間が働きに来ずパニックになった | Business Insider Japan
AIくん、まだ店舗経営は厳しい模様。とはいえ、時間の問題かもしれんな、、、
2.Business Skill
これはパワポのダサデザイン…と思いきや「視認性、可読性共に勝てる気がしない」「『正しい』デザインの見本」と絶賛される有能すぎるやつだった
デザインに関しては本当にわからないので、勉強になる
AIが作ったものはどうしても綺麗な感じになっちゃうのは、欧米の文化が影響しているのだろうか。このデザインには日本的なガラパゴス的ガチャポップ性を感じる。
AIのデザインの話:「AIによく見られる没個性的なデザインパターン」をShow HNへの投稿数が爆増した結果から分析するとこうなる、やはり独創性の欠如が問題 - GIGAZINE
3.Music
後藤正文「AVMA」第9回大賞は眞名子新に決定!野口文、pp69、kurayamisakaに特別賞 - 音楽ナタリー
「APPLE VINEGAR -Music Award-」大賞選出の議論を読んだが、とても納得感のある議論であった
個人的には、Peterparker69 or kurayamiskaだろと思っていたが、でもこの流れは賞として非常に良いと思う
kurayamiskaは今あえてこの賞に選ばなくても良いほどの勢いがあるし、Peterparker69はもっと違う文脈で評価されて然るべきだと思う。 その意味で、野口文や眞名子新みたいな、変な意味じゃなくて、ここでしか評価される文脈がなさそうなアーティストが選ばれているのはとても良いなと思う。 賞としてのアイデンティティが正直に表現された選出だと思う。
いい話
“マジで嫌いなやつと好きなラーメン屋が一緒だった、みたいなことが、意外にこの社会を良くする可能性のような気がします”
後藤正文はなぜ私財を投じて音楽賞を作ったのか? 音楽ジャーナリズムのあるべき姿とは | カルチャーメディアNiEW(ニュー)
APPLE VINEGAR -Music Award-にもノミネートされていたバンドBlume popoのメンバーの方が、経産省のクリエイター支援プログラム『New Music Accelerator(通称NMA)』に去年参加した実体験を踏まえての生々しい記録。 一つひとつの言葉に血が通っている、素晴らしく価値のあるテキストであった。
海外で急増する謎の音楽「Japanese Funk」とは何か? | 徹底検証「Japanese Funk」 (前編) - 音楽ナタリー コラム
全然知らなかったな、、、
“2026年に入り、日本のバイラルチャートを賑わせている謎の音楽ジャンル「Japanese Funk」。日本語ボーカルによるJ-POP的なメロディ、歪んだキック、そしてバイレファンキのリズムが同居するこの奇妙な音楽は、その多くが海外のプロデューサーたちによって大量生産され、日本市場へと逆輸入されている。
今、インターネットの音楽シーンでいったい何が起きているのか? この記事ではPhonkから連なるTikTokの音楽トレンドの変遷を振り返りつつ、この不思議な現象の核心に迫る。”
後編も興味深い。色々と問題含みなのは間違いないが、その点も含めて、アテンションエコノミーも極まりつつある、AI時代の音楽ムーブメントって感じがする
「MONTAGEM HIKARI」の作者BellyJayやドバイのレーベルに取材してわかったこと | 徹底検証「Japanese Funk」 (後編) - 音楽ナタリー コラム
“結果論ではあるものの、異なる言語圏のPhonk / Funkプロデューサーたちが日本語の歌を作るにあたって、新しい扉を開いたのがAIボーカルだったことは間違いない。それは、Phonk / Funkから連なるサンプリング / エディットの系譜の先で、連続的な歌唱を実現し、あたかもオリジナル作品という格好で日本市場に流通することを可能にしたのだった”
”この原稿の提出後、知人より記事が送られてきた。「Japanese Funk」におけるAIボーカルについて、ここに記述したより事態はもっと複雑かもしれない。 • 【全録】月が綺麗ねを出してからカスどもにされたこと TikTokに上がっている日本語楽曲のデモを、他者が生成AIによって引き伸ばし、完成・流通させるケースがあるという。さらに、それを「オリジナル」としてディストリビューターに申請することで、元のデモ制作者を退けて収益を独占するのだという。そして、そのコピー版をもとにPhonk / Funkのリミックスをする場合があるという(「BEAUTIFUL MOON FUNK」がそれにあたる)。 これは「AIボーカルによりクリアランスを乗り越えた」という記述の反例となるばかりか、AIによりサンプリング手法が巧妙になったことを示す事例だろう”
“要するに焼畑農業なのである。不法な“新たな美学”なりで拡散するだけ拡散し、もしも問題が起きてマズいことになったら、その曲を削除すればいい。なぜなら国境を超えて権利者の怒号が届く頃には、圧縮されたバイラルで十分な稼ぎを得ているのだから。そして、痛手を負うのはレーベルではなく、プロデューサーだけである。なぜならレーベルは、次のプロデューサーを抱えているのだから──それこそ世界中に”
How Mrs. GREEN APPLE’s dominance in Japan is driving a global breakthrough for the UMG-signed band - Music Business Worldwide( ”Mrs. GREEN APPLEの日本での圧倒的な人気が、UMG所属バンドの世界的ブレイクスルーをいかに後押ししているか”)
面白い話が多いな
“これらの世界的なチャート順位で特筆すべき点は、国際的なマーケティングキャンペーンを一切行わず、ほぼ完全に単一市場(日本)における国内消費によって達成されたことである”
“「日本はストリーミングの導入が遅れていると指摘する声もあるが、私が参加した国際会議で目にしたのは、人々は日本市場を極東の異質な市場としてではなく、世界の他の地域にとって貴重な洞察を提供するビジネスモデルとして捉え始めているということだ。」”
“ミセス・グリーンアップルのIFPIチャートでの順位は、ほぼすべて国内市場、つまり単一市場での消費によって達成されたものだ。海外ツアーの日程は発表されておらず、英語の楽曲の予定もない。UMJの藤倉氏は、バンドの本格的な世界展開は「まだ始まっていない」と述べている”
“藤倉氏は今後の展望について、UMGは「バンドの可能性をさらに高め、世界中の聴衆に彼らの素晴らしい音楽を伝え続けることに引き続き尽力していく」”
映像にもキャラにも歌詞にも興味がない人のための、ここから聴いてほしいボカロおすすめ曲集 - nomolkのブログ
こういうことやってる人の話をきいてみたいな
“「ボカロはニコニコ動画で全曲聴いてる人がいるから、才能は絶対に埋もれずに発掘されます」って言ってたんですよ。マジかよと思ったんですけどその後1年半掘っていろいろ見た結果、それがマジだということがわかりました”
4.Book
These Gen Z and millennial readers are reimagining L.A. book clubs(“Z世代とミレニアル世代の読者たちが、ロサンゼルスの読書会を再考している”)
読書×社交の動きにより、ブッククラブ的なるものが、次のフェーズに行っている感
”• ロサンゼルスの多くの読書会は、小規模で組織的な会合から、ウォーキングクラブ、書店巡り、無言読書会など、多様なイベントへと発展してきた。
• こうした地域密着型のイベントは、読書を孤独な趣味から社交的な体験へと変え、参加者たちは読書イベントで生涯続く友情を育んでいる。”この動きを牽引するのは、オンラインファーストの世代だっていうのは面白いけれど、まぁわかるという気もする
“常連客の多くはZ世代からミレニアル世代”
“その層にとって、読書家であると自認することは、「文字通り本を読む行為」以上の意味を持つ、と彼女は述べた。それは、本を買うことを趣味と捉え、読書イベントに頻繁に参加し、他の読書家たちと交流することを意味する”
“皮肉なことに、読書という趣味の対面的な要素に最も熱心だった人々の多くは、オンラインで初めて読書コミュニティに触れたのだった”
差別と格差の経済学 | トマス ソウェル, 村井 章子 |本 | 通販 | Amazon
気になる
気になる
5.Video・Podcast
ポッドキャストのススメ|第3回 Xで1万人よりポッドキャストの千人|蒼井聡児 aoi soji|中尺思考
うちのPodcastの数字も、1周年あたりでちゃんとテキストにまとめてみようかなと思っている
なぜか「決裁権者」と「学生」がこぞって聴いてるポッドキャストの謎 - 週刊アスキー
これはちょっと意外 ”15~29歳に限定した場合、ポッドキャストの利用率は32.3%となり、TVerやTikTok、Amazon Prime Videoなどを上回る結果”
とはいえ、メディアとして、サービス名と並んで、”ポッドキャスト”という分類が存在するのは、だいぶズルい感じもするが笑
この整理はそんな感じがするな
6.Other
「クリップエコノミー」かぁ、切り抜きの時代だ “TBPNのクリップは平均約25万7000回視聴され、番組自体の視聴者数の37倍”というのは知らなかった
まぁこのコメントの通りではあるよなぁ コンテンツが多すぎてチェックしきれんので、そりゃクリップに頼ると
チーフクリッピングオフィサーなる、切り抜き責任者を採用しようとしている企業が増えているという話とも直で繋がる話だ
これはIPの話なんだろうなと思う。強いIPをもとに、多方向に伝播させていくこと。その伝播の一つのHowが切り抜きというだけ。
【 #ゲンロン友の声|040】ショート動画を見るのはものづくりですか?
良い話だった
“目に見えない”システムに携わる身としては「もの」というものを、”目に見える”ものと捉えて、そこに意義を見出したい気持ちもあったりするが、いずれにせよ、ここでいうように、”過去と未来にも広がる公共「時空間」”であるためには、持続可能な何某かが重要であり、それが「もの」なのだ、という考え方は、とても重要だと思う。我々人間は、即時的なものではなく、持続性があるものでないと、共有できないのだと思うし、それは目に見えるか見えないかという話にも通ずる気がしている。
みんな、はてなブックマークしてくれ - nomolkのブログ
はてなブックマークというのは、うまく言語化できない独特の文化が残っているなと思っている
人気エントリ周辺が、パーソナライズを徹底的にせず、かつある程度共有されている感がある情報ソースとして、ほぼ唯一残っている場所な気もしている
A college instructor turns to typewriters to curb AI-written work and teach life lessons - Sentinel Colorado(”大学講師がAIによる文章作成を抑制し、人生の教訓を教えるためにタイプライターに目を向ける”)
大学講師が、生成AIで量産される文章に不満を募らせて、タイプライターでエッセイを書かせる方式に回帰させた話、面白い
このアナログ回帰、チェキとかも同じ流れと捉えられるんじゃないかな。 コミュニケーション活性化にも繋がったとのことで、色々と興味深い。 いまや、こういう教育の場 or エンタメの場ぐらいしか、なんらかの強制性を持たせることって難しくなっていると思うから、そこで普段の生活に根ざすデジタルとは違う体験を促す、という流れはより一層強まっていきそうに思う
”コーネル大学のキャンパス以外でもタイプライターが復活すると断言するのは時期尚早かもしれない。しかし、この復活は、ノートパソコンを使った課題提出にAIが使われるのを防ぐため、教室での筆記試験や口頭試験といった昔ながらの試験方法への回帰という、全国的な潮流の一環である”
あのころの私達を冷遇した企業まとめ→社名こそ出せないが、体験談が続々と集まる→集合知が完成する
こういう話を見て思うのは、n=1の話はいくらでも色んな話が出てきうるよなということ。 たとえば、身の回りのいるわけわからんことばかり言う管理職だって、就活生の面接を担当することはあるわけで、そこに当たったら可哀想だなと思うけど、就活生側からしたら、そんなことわかるはずもない。 もちろん組織ごとのグラデーションはあるものの、SNSの力を利用してあまりに個別具体の事例を強調して語ることに、個人的には意義を感じなくなってきている今日この頃。 もちろんその個別具体の事例を当事者がどう捉えるかは自由。だからこそ、如何様にでも解釈されうるものだと思っておかないと、色々見誤る。
まぁ逆に考えれば、ポジティブ側にも振れうる可能性はあるので、その方面で考えてもいいのかもしれないが、その情報の広がり方には非対称性があるし、それこそ推し活的な話に回収されてしまうのかもしれない。
SNS時代の組織ブランディングって話なのかな、人がたくさんいること自体の根本的な難しさなようにも思われる。難しい。
AIの導入、新卒の早期離職...大手企業が新卒採用を絞る傾向に入り「第二の氷河期」到来を懸念する声集まる「自分達をお客様と勘違いしてる人多い」
学生時代にコロナも直撃し、仕事はAIにいきなり奪われつつある世代、なかなかに厳しい、、、 「第二の氷河期」というよりも、それとは質的に全く違った爆弾を「世代」として抱えているように思う
新卒採用「減らす」23% 5年ぶり「増やす」上回る | NEWSjp
”前年度実績より「減らす」と回答した企業は1年前の前回調査から11ポイント増加の23%(25社)で、「増やす」と回答した企業を5年ぶりに上回った。調査からは人手不足に一服感が見られる。一部では、人工知能(AI)が業務を代替し始めている”
” 「減らす」と答えた企業に理由を尋ねたところ「デジタル対応を通じた省人化」との回答が16%(4社)で最多だった。「生成AIの活用をはじめとした業務効率化」(村田製作所)に加え「即戦力のキャリア採用を強化する」(積水ハウス)といった声もあった”
直で繋がる話
“人工知能(AI)投資の余力を捻出するため雇用を減らす”
どこまで意味があるかはおいておいて、まぁそうなるだろうな
「中国より止められないモンスターがいる」小泉悠×辻愛沙子対談(前編)日本の安全保障の現実について激論
前後編含めて、良い記事だったと思う
「右派も左派も”脳内の敵”を叩いているだけ」小泉悠×辻愛沙子対談(後編)日本人が無自覚にハマる”言論の軍拡競争”とは | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン
その前提で、でもこの会話でお互いに納得できているとも思えないし、そこまで深い会話がされているとも思えない。 こういう機会は重要だけれど、もっと大きな仕組みで、時間をかけて何かを変えないといけないんだろうと思う。
こういう現象があちらこちらで起きているわけで、これはSNS的な即時性の時代において、もはや必然の反応なんだろうと思う。 だから、「急がなければいい」という指摘はその通りだと思うが、果たして現実問題として、それがどこまでできるのか。急がなかったとしてもフィルターバブルによって日に日にエコーチェンバー化されていく状況にどう対応していくのか。そこをもっと考えないといけないと感じている。
”結論として「長距離ミサイルが必要だ」とか同じようなことを言う場合はありますが、専門家は感情でそう言っているわけではなく、「脅威の度合いに応じて、この部分を埋めないと抑止の差が埋まらない」というロジックで考えています”
”排外的な人たちは中国や韓国を一括りにしますが、中国と韓国は全く別の国です。韓国はアメリカの同盟国であり、間接的に日本の友好国でもあります。さらに彼らは、日本のリベラル層も全部「あっち側」という大きな箱に入れてしまっている。
でも逆に、リベラルの人たちから見ても、排外的な人たちも、違う理由で発言している専門家も、あるいはトランプ大統領のような無茶をする政治家も、全部「好戦的で危険な勢力」という同じ箱に入ってしまっているのではないでしょうか。結局のところ、お互いが身内で「脳内左翼」や「脳内右翼」を作り上げ、それぞれのフィルターバブルの中で相手を論破して事足れりとしてしまっているように見えます”
この話は、今の中東問題に起因するナフサ不足の話とも直で繋がる話になっちゃっているな、、、:ナフサ不足「このままでは6月に詰む」と公言した識者が真意を明かす 政権が反論や対策アピールしても現状は:東京新聞デジタル
“公式最大のミッション:世界観の構築と整備”とすると、 ちゃんと説明しろよと思っている人がどの程度いるのかも難しいなと思ってしまう
意図してか否かは知らないが、今の政府(とりわけ内閣)のコミュニケーション方法は、「公式」の時代に沿ったあり方をちゃんとやっているな、という気はしてしまう
食うために理系大学に進むのが支配階級の再生産って言われても困る - シロクマの屑籠
元のポストはアファーマティブアクション的なるものを想定しているように思うが、ここで書かれていることは本当にその通りだろうと思う
こことか、AIの進展によって、より一層感じるケースが増えてきた。この積み上げでしか差がつかなくなってきているし、この差が及ぼす影響は非常に大きい。ホワイトカラーの仕事はこういう人たちにしか残らないのでは?とも思う
”有名大学文系という肩書きは、それを最大限に生かす文化資本や社会関係資本が伴わなければ決定的な手札にならない、というイメージがどうしても拭えない”
”上級ホワイトカラーの世界では、そうしたハビトゥスのひとつひとつまでもが「仲間として一緒に働いていけるかどうかの」評価の対象となっていて、門地を問うているつもりがなくても結果的に門地を問うのに近い選別が行われているのではないか、という気がしてならない”
元ポストの方は、あまり社会の実態を感じ取れていないようの思い、こういっちゃなんだが、非常に実世界から離れた良くないアカデミズム感を感じる(もちろんこれだけで語るのも良くないが)
成田空港にまさかの大行列「電子手続きなのに、“紙”より並ぶはめに」…税関の真実 時短のために導入したはずがなぜ?その「構造的」な原因 | NEWSjp
エリアの構造上、大きな荷物を持った状態でごった返すから必然的に混雑する話、 動線の意識が薄くて、点の施策って感じだ、、、
色んな都合上、難しいのはわかるが、UXで物事考えないといけないんだよねぇ とりあえず問題点はこうやって浮き彫りになるので、ちゃんと改善されれば良い
コラム:「不動産バブル」乗り越えた中国、傷浅く 地政学的混乱も好機に
中国では、不動産価格の下落ペースが緩和しつつあり、一方で、成長率は持続可能な成長モデルの水準を維持できており、不動産バブルを乗り越えつつあるという見立て。興味深い。
最近自分が出したもの
フリーアドレスの“建前”と孤独:座席を減らしたい会社と、関係性がなきゃ話せない私たち - 余白のエクリチュール | Podcast on Spotify
サラリーマンっぽい話をしました。座席って結構奥深い。
なぜ大人は「ランチ」にすら誘えなくなったのか? ~ 「話しかける」技術と美容室で感じる”ユニバースの違い” ~ - 余白のエクリチュール | Podcast on Spotify
前回に引き続いて。「話しかける」が自然にできなくなっている気がします。
Editor's Note
私の思想の根本は、音楽が形作っていると思っている。だからこそ、常に音楽の話題については興味関心を寄せている。たとえば、先日第9回の大賞が発表されたASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が主催する音楽賞、APPLE VINEGAR -Music Award-は、かなり自分に影響を与えているだろう。
後藤正文「AVMA」第9回大賞は眞名子新に決定!野口文、pp69、kurayamisakaに特別賞 - 音楽ナタリー
選考の過程がサイトに文字で残される点も面白いし、何よりその選定の結果に、思想が表現されている点が素晴らしいと思っている。
特に今年の大賞として眞名子新というシンガーを選んだことは意義深いことだと思う。
正直、個人的な趣味としては、2025年という年の音を表現していたのは、本命Peterparker69で、次点がkurayamisakaだと思っていた。大賞を選ぶ過程を見ても、この感覚はずれていないと思うし、そういう結果になっても全くおかしくなかったと思う。
それでも、APPLE VINEGAR -Music Award-という賞としては、眞名子新を選んだことは必然のように思う。
眞名子新は絶対AIでは作れない、みたいなね。ある程度DAWの使い方に長けて、宅録できて、自分でミックスできて、そういう人たちしか世に出ていけない、みたいな状況の中で、彼は歌の才能で突破していく、これは夢があるなと思います。眞名子くんがさらに突き抜けていくと、「私ギター1本しかないけど」っていう人たちも希望を持てる。なんでもできるスーパーマンだけが囃し立てられるわけじゃなくて、その人らしい歌声を持って、オンリーワンな存在として世に出ていけるんだっていうのは、すごくポジティブに見えますよね
と後藤正文が評したことに、全く異論はないし、そうだよな、この賞は別に2025年に流行ったアーティストに渡すためのものでもない。それがこの9回で培ってきた賞としてのコンテクストであり、アイデンティティだと思う。
ステイトメントを改めて読んでも、賞のフェーズが少し変わったように感じる。その風の変わり目が、今回の結果に反映されていると思う。ただの「私設」音楽賞から、みんなの音楽賞へ。
こうやって、一つひとつの議論と選択を積み重ねていくことで生まれるコンテクストやアイデンティティと、アルゴリズムというものは決定的に違う。
責任逃れの道具としてのアルゴリズム、そしてAI - YAMDAS現更新履歴 や、アルゴリズムではない - by 小関悠 - たよりない話 を読んで改めて思った。
Wikipediaによると、アルゴリズムとは”解が定まっている「計算可能」問題に対して、その解を正しく求める手続きをさす”らしい。
そう考えると、今我々が直面しているテック企業による”アルゴリズム”なるものは、指摘されているように、何かおかしなもののように感じる。そこで導かれるものは計算可能なのか?解はあるのか?手続きは踏まれているのか?
そういった何か得たいのしれないものに、我々は自分自身の何かを預けすぎていないだろうか。つくづく、いろんなものを外部化して、責任から逃れようとするのが、人間なんだな、と思わなくもない。
だからこそ、アルゴリズムに抗う。まぁそこまで強い意志があるわけでもないけれど、アルゴリズムのことなんか考えずに、自分自身で行動を選択していきたい。その積み重ねこそが、コンテクストになり、アイデンティティになる。
Xのアルゴリズムがどうだろうが、
自分が面白いと思ったウェブページをシェアするという極めて単純で原始的な楽しみを遠慮するつもりはない。いくら X から最下層扱いされようが、リンク付き投稿を止めるつもりはない
という、yomoyomoさんの主張は本当にその通りだ。”自分が面白いと思ったウェブページをシェアするという極めて単純で原始的な楽しみ”には、インターネットや情報そのものに対する、本質的な思想が宿っていると思っている。
でも時代は切り抜きショート動画だ。The Clip Economy - by Ed Elson - Prof G Mediaという記事が、いかに今は切り抜きショート動画がメディアとして重要な時代なのかを解説している。
OpenAIが買収したTBPNの人気のポイントは、長尺×リアルタイム×ほぼ台本なしという要素だと考えていたが、そこに、切り抜きショート動画という要素も加えた方が良さそうだ。
“TBPNの番組は平均して1エピソードあたり約7,000回の視聴回数”であり、”TBPNはライブ視聴者数は比較的少ないものの、クリップを通じて毎日数十万人にリーチしています。TBPNのクリップは平均約25万7000回視聴され、番組自体の視聴者数の37倍”にもなる、という話には驚いた。そこまでとは。
そういえば、最近Podcast「奇奇怪怪」でも切り抜きショート動画を出し始めているが、TaiTanが何度か、これによって今まで届いていないそうに広く届いている実感がある、と言っていた記憶がある。
この動きも、”自分が面白いと思ったウェブページをシェアするという極めて単純で原始的な楽しみ”という文脈で捉えられないだろうか。
最近まさしくPodcastがシェアされやすくなるようなサービスとして「Pody」を作っているけんすうさんは、コンテンツをIP化することについて語っている。そこで、”テキストを音声にする、音声を動画にするなど、発信を別のメディアやフォーマットに再利用できるかどうかの「翻訳可能性」”が重要と語っているが、長尺から短尺へ、Podcastから記事へ、という流れは、根本的にはウェブページをシェアすることと繋がっているはずと考えたい。
個人的には、メディアにはそのメディアに適した文体があり、そこにこそ宿るメッセージがあると考えているが、そのメッセージも伝わらなければ意味がない。そこに至る入口としての”翻訳”は、この時代には必須だろう。
また、ショート動画を肯定的に捉えることは、アルゴリズムに身を委ねることになるかもしれない。しかし、それは受動側の話であって、能動側からアルゴリズムを捉えることはまた違った視点になるだろう。皆がアルゴリズムの奴隷になりつつある時代に、どうやって、そのアルゴリズムと泥臭く向き合いながら、情報を”人”に届けていくか。
加えて、確かにテキストは読まれなくなったかもしれないが、今も可視化されづらくなっただけで、数多のグループチャットやSNSで、ウェブページはシェアされているはず。これが、インターネットにおける行動の根本であるはず。そう考えておきたい。
その意味では、東浩紀がいう「ものづくり」には、「自分が面白いと思ったウェブページをシェアする」も入りうるはずである。
【 #ゲンロン友の声|040】ショート動画を見るのはものづくりですか? | webゲンロンにて、「ものづくり」とは、いわゆる製造業やクリエイターの話に限られたものではない、と言っている。
その本質は「持続可能性」であり、人間社会における公共性は、過去と未来にも広がる公共「時空間」でなければならず、さまざまな「共有財」(コモンズ)の継承のうえに成立している。 そうやって、未来を作っていくことが「ものづくり」であるという考え方は、ちゃんと理解できているかは怪しいが、非常に納得するところがある。
こう考えれば、”自分が面白いと思ったウェブページをシェアする”は、「ものづくり」のものすごく小さな形の一つではないだろうか。
未来に向けて、自分が良いと思ったことを記録して投射すること。日に日にAIがなんでも出来るようになっていき、人間が責任を負わなくても魔法のように物事が解決していく”かのように見える”時代において、自分の”選択の痕跡”を残しておくこと。それを”人”が継続していくことで、コンテクストを編みアイデンティティを紡ぎなら、情報空間を耕していくこと。
「Traces of Choice 」というこのニュースレターのタイトルは、まさしくそのためにある。








